「確定申告をスマホだけで終わらせたい」と思ったことはありませんか?
freee・マネーフォワード・弥生のスマホアプリを使えば、日々の記帳から確定申告の作成・提出まで、パソコンなしで完結できます。
ただし、3社のアプリにはそれぞれ特徴があり、使い勝手や機能にも違いがあります。この記事では、各社のスマホアプリの機能を実際に比較しながら、どんな人にどのアプリが向いているかを解説します。

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スマホで確定申告する流れ
スマホで確定申告を行う基本的な流れは以下の通りです。
- 日々の記帳:経費の入力やレシート撮影で取引を記録
- 銀行口座・クレジットカード連携:取引データの自動取込
- 確定申告書の作成:アプリの質問に答える形式で申告書を作成
- e-Taxで電子提出:マイナンバーカードを使ってスマホから直接提出
マイナンバーカードに対応したスマホ(NFC機能搭載)があれば、カードリーダーは不要です。
freeeのスマホアプリの特徴
freeeのスマホアプリは、3社の中で最もスマホ完結にこだわった設計になっています。
主な機能
- レシート自動撮影モード:カメラをかざすだけでシャッターが自動で切れる機能があり、1枚ずつタップする手間が省けます
- チャット形式の確定申告作成:質問に答えていくだけで確定申告書が完成する直感的なUIが特徴です
- e-Tax連携:アプリから直接電子申告が可能
- 銀行口座・クレジットカード連携:スマホからでも設定・管理が可能
- AIアシスタント:仕訳の質問にAIが回答してくれる機能を搭載
freeeアプリが向いている人
簿記の知識がなく、できるだけ直感的に操作したい方。スマホメインで経理を済ませたい方。
マネーフォワードのスマホアプリの特徴
マネーフォワードのスマホアプリは、データの閲覧や簡単な修正などの補助的な役割が中心ですが、基本的な記帳や確定申告はスマホからでも可能です。
主な機能
- レシート連続撮影:複数枚のレシートをテンポよく撮影できる機能があります
- 取引の確認・修正:外出先からでも取引データの確認や勘定科目の修正が可能
- 確定申告書の作成:スマホアプリから確定申告書を作成できます
- 口座残高の一覧表示:連携した全口座の残高をまとめて確認できます
- AIアシスタント:仕訳に関する質問にAIが対応
マネーフォワードアプリが向いている人
普段はパソコンで経理を行い、外出先ではスマホで補助的に使いたい方。複数の銀行口座を管理している方。
弥生のスマホアプリの特徴
弥生の「やよいの青色申告オンライン」「やよいの白色申告オンライン」にもスマホアプリがあります。
主な機能
- レシート撮影・自動仕訳:レシートを撮影すると、日付・金額・勘定科目を自動で読み取ります
- かんたん取引入力:シンプルな画面で取引を入力できます
- 取引データの確認:登録した取引データをスマホで閲覧可能
- 確定申告書の作成:基本的な申告書作成はスマホでも可能です
弥生アプリが向いている人
白色申告で手軽に確定申告をしたい方。やよいの白色申告オンラインはずっと無料で使えるため、コストを抑えたい方にも向いています。

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3社のスマホアプリ比較表
3社のスマホアプリの主要機能を比較すると、以下のような違いがあります。
- スマホだけで確定申告完結:freee ○、マネーフォワード ○、弥生 ○
- レシート撮影の自動読取:freee ○(自動シャッター付き)、マネーフォワード ○(連続撮影対応)、弥生 ○
- e-Tax電子申告:freee ○、マネーフォワード ○、弥生 ○
- AIアシスタント機能:freee ○、マネーフォワード ○、弥生 △(一部対応)
- 無料プランの有無:freee ×(30日間無料体験のみ)、マネーフォワード ×(1ヶ月無料体験)、弥生 ○(白色申告は永年無料、青色申告は初年度無料)
スマホで確定申告するときの注意点
マイナンバーカードの準備
e-Taxで電子申告するにはマイナンバーカードが必要です。まだ取得していない方は早めに申請しましょう。また、マイナンバーカードの電子証明書の有効期限(5年)も確認しておくことが大切です。
NFC対応のスマホが必要
マイナンバーカードを読み取るには、NFC(おサイフケータイ)機能を搭載したスマホが必要です。iPhoneはiPhone 7以降、Androidは多くの機種が対応しています。
複雑な申告にはパソコンが便利
取引数が多い方や、不動産所得・株式の譲渡所得など複数の所得がある方は、画面の大きいパソコンで作業するほうが効率的です。スマホアプリは「日々の記帳」に使い、確定申告書の最終仕上げはパソコンで行うという使い分けもおすすめです。

国税庁の確定申告アプリとの違い
国税庁も「確定申告書等作成コーナー」をスマホに対応させています。こちらは無料で使えますが、以下のような違いがあります。
- 国税庁のアプリ:確定申告書の作成・提出のみ。日々の記帳機能はない
- 会計ソフトのアプリ:日々の記帳から確定申告書の作成・提出まで一気通貫で対応
年間を通じて使うなら会計ソフトのアプリ、確定申告の作成だけでよいなら国税庁のツールという使い分けが合理的です。
スマホで確定申告する手順(e-Tax連携)
会計ソフトのスマホアプリからe-Taxで電子申告する具体的な手順を解説します。
事前準備
- マイナンバーカードを取得する:市区町村の窓口で申請。交付まで1~2ヶ月かかるため、早めに準備
- 利用者識別番号を取得する:e-Taxの初回利用時に取得が必要。マイナンバーカード方式なら自動取得も可能
- マイナポータルアプリをインストールする:スマホでマイナンバーカードを読み取るために必要
- 電子証明書の有効期限を確認する:コンビニのマルチコピー機やマイナポータルで確認可能
申告の流れ
- 会計ソフトで年間の記帳が完了していることを確認
- アプリの「確定申告」メニューから申告書の作成を開始
- 質問に答えながら、各種控除(医療費控除・ふるさと納税など)を入力
- 申告書のプレビューを確認し、金額に間違いがないかチェック
- e-Tax送信画面でマイナンバーカードをスマホにかざして認証
- 送信完了。受付通知が届いたら申告完了

各アプリの料金プラン比較
スマホアプリで確定申告まで行う場合の各社の料金プランを比較します。
freeeの料金
- スタータープラン:年額12,936円(税込)/月額1,680円
- スタンダードプラン:年額26,136円(税込)/月額2,948円
- 30日間の無料体験あり
マネーフォワードの料金
- パーソナルミニプラン:年額11,880円(税込)/月額1,408円
- パーソナルプラン:年額16,896円(税込)/月額1,848円
- 1ヶ月間の無料体験あり
弥生の料金
- やよいの白色申告オンライン:ずっと無料(フリープラン)
- やよいの青色申告オンライン:初年度無料、2年目以降 年額10,300円(税込)~
コストを最小限に抑えたいなら、弥生のフリープラン(白色申告)か初年度無料の青色申告プランがおすすめです。機能性を重視するなら、freeeかマネーフォワードが充実しています。
スマホ確定申告に関するQ&A
Q. iPhoneとAndroid、どちらが使いやすい?
freee・マネーフォワード・弥生のいずれもiOS/Android両対応です。操作性に大きな差はありませんが、マイナンバーカードの読み取りについてはiPhoneのほうが安定しているという声が多いです。
Q. スマホだけで青色申告の65万円控除は受けられる?
はい、受けられます。会計ソフトのスマホアプリで複式簿記による記帳を行い、e-Taxで電子申告すれば、65万円の青色申告特別控除の条件を満たせます。
Q. データのバックアップは必要?
クラウド会計ソフトのデータはクラウドサーバーに保存されているため、スマホが壊れてもデータが失われることはありません。ただし、念のため年度末にデータのエクスポート(CSV出力など)をしておくと安心です。
Q. スマホアプリとPC版の機能に違いはある?
基本的な記帳・確定申告はスマホでも可能ですが、詳細なレポートの確認や複雑な仕訳の修正など、一部の機能はPC版のほうが使いやすいです。日常的な記帳はスマホ、分析や確認作業はPCという使い分けがベストです。
Q. 通信環境が悪い場所でも使える?
クラウド会計ソフトはインターネット接続が必須です。オフライン環境では使えないため、電波の届く場所で作業する必要があります。ただし、レシート撮影はオフラインでも可能で、次回接続時にデータが同期される仕組みのアプリもあります。
Q. 消費税の申告もスマホだけでできる?
freeeではスマホアプリのみで消費税申告書の作成から提出まで対応しています。一方、マネーフォワードでは消費税申告書の作成にはPC版での操作が必要です。弥生も基本的な消費税計算はできますが、詳細な設定はPC版で行うのが推奨されています。インボイス登録事業者の方は、この対応状況も考慮してアプリを選びましょう。
スマホで効率よく記帳する5つのコツ
1. レシートはその場で撮影する
経費のレシートは受け取ったその場でスマホ撮影するのが鉄則です。「後でまとめてやろう」と思うとレシートが溜まり、結局手入力になってしまいます。撮影した時点で仕訳が自動作成されるため、溜めれば溜めるほど効率が落ちます。
2. 通知をオンにしておく
銀行口座連携で新しい取引が取り込まれたときに通知が届くように設定しておくと、未処理の取引が溜まるのを防げます。通知を見たタイミングで勘定科目を確認するだけなので、1回あたり数秒で処理できます。
3. よく使う勘定科目を覚えておく
個人事業主がよく使う勘定科目は10個程度です。通信費、消耗品費、地代家賃、旅費交通費、接待交際費、外注費、広告宣伝費、新聞図書費あたりを覚えておけば、スマホでの仕訳入力がスムーズになります。
4. 月末にパソコンでまとめて確認する
日々の記帳はスマホでこまめに行い、月末に一度パソコンで全体をチェックするサイクルがおすすめです。月次の損益や口座残高に異常がないかを確認する習慣をつけると、確定申告時に慌てることがなくなります。
5. 二段階認証を設定する
スマホで会計データを扱う以上、セキュリティ対策は万全にしておきましょう。freee、マネーフォワード、弥生のいずれも二段階認証に対応しています。万が一スマホを紛失した場合でも、第三者によるアカウントへの不正アクセスを防止できます。

まとめ
- freee・マネーフォワード・弥生のいずれもスマホだけで確定申告が可能
- スマホ完結のしやすさではfreeeが一歩リード
- マネーフォワードはパソコンとの併用で真価を発揮
- 弥生は白色申告なら永年無料で使えるコスパの良さが魅力
- 日々の記帳はスマホ、確定申告の仕上げはパソコンという使い分けがおすすめ
スマホアプリを活用すれば、通勤中やちょっとした空き時間にも記帳ができるようになります。確定申告の負担を減らしたい方は、まず無料体験から試してみてください。
各社のスマホアプリの詳細は、freee公式の確定申告アプリ比較ページで確認できます。また、スマホでのe-Tax利用方法については個人事業主向けfreeeとマネーフォワードの比較記事やfreeeとマネーフォワードの比較ガイドも参考にしてください。
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