「マネーフォワード クラウド確定申告を使って、自分で確定申告をやりたい」と思っている方、この記事を読めば手順がすべて分かります。マネーフォワードは記帳から確定申告書の作成、e-Taxでの提出まで一気通貫で対応しているので、やり方さえ分かれば初めてでも自力で完了できます。
この記事では、確定申告の準備から提出、納税までを順番に丁寧に解説します。つまずきやすいポイントも併せて紹介するので、安心して読み進めてください。

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確定申告の前にやっておく準備
準備1:記帳を完了させる
確定申告書を作る前に、対象年(1月1日〜12月31日)の取引がすべてマネーフォワードに入力されているか確認しましょう。銀行口座やクレジットカードの自動連携を設定している場合は、最新の取引データが反映されているかチェックします。
12月末の取引は年明け1月上旬に取り込まれることがあるので、1月中旬まで待ってから記帳を確定させるのがベストです。未処理の取引が残っていないか、「仕訳」画面で確認してください。
準備2:控除証明書を手元に用意する
確定申告で控除を受けるには、各種証明書類が必要です。以下の書類が手元にあるか確認してください。
・国民年金・国民健康保険の控除証明書
・生命保険料・地震保険料の控除証明書
・ふるさと納税の寄附金受領証明書
・医療費の領収書またはお知らせ(年間10万円以上の場合)
・小規模企業共済等の掛金払込証明書
・住宅ローンの残高証明書(該当する場合)
これらの書類は毎年秋〜冬に届くので、届いたらまとめてファイルに保管しておく習慣をつけましょう。
準備3:e-Tax用のマイナンバーカードを準備する
e-Taxで電子申告する場合はマイナンバーカードが必要です。カードリーダーまたはNFC対応スマホで読み取ります。まだカードを持っていない場合は、マイナンバーカード総合サイトから申請できます。
なお、マイナンバーカードがなくても確定申告はできます。その場合はマネーフォワードで作成した申告書を印刷して税務署に提出する方法を選びます。
青色申告で65万円の特別控除を受けるには、e-Taxでの電子申告が条件の一つです。紙で提出すると控除額が55万円に下がるので、できる限りe-Taxを利用しましょう。
マネーフォワードで確定申告書を作成する手順
手順1:決算整理を行う
確定申告書を作る前に、年末時点でのいくつかの処理を行います。
家事按分の設定
自宅で仕事をしている場合、家賃や光熱費、インターネット回線の費用のうち事業に使っている割合を経費にできます。マネーフォワードでは「家事按分」メニューから科目ごとに按分割合を設定すると、自動で計算してくれます。
固定資産の減価償却
10万円以上のパソコンや設備を購入した場合は、固定資産として登録して減価償却します。「固定資産台帳」画面で登録済みの資産を確認し、減価償却費が正しく計算されているかチェックしましょう。
残高の確認
マネーフォワード上の預金残高と実際の銀行残高が一致しているか確認します。ズレがある場合は記帳漏れや入力ミスの可能性があるので、年末までに修正してください。
手順2:確定申告書の作成画面を開く
マネーフォワードにログインし、左メニューの「決算・申告」から「確定申告書」を選択します。対象となる申告年度を確認して、作成を開始しましょう。

手順3:基本情報を入力・確認する
申告者の基本情報を入力します。住所、氏名、生年月日、マイナンバー、職業、屋号などを確認してください。前年に作成したことがある場合は、前回の情報が引き継がれているので確認だけで済みます。
手順4:収支を確認する
1年間の事業収入と経費が自動集計されて表示されます。各勘定科目の金額を眺めて、明らかにおかしい数字がないか確認しましょう。
例えば「売上が実感より少ない」→ 売上の計上漏れ。「消耗品費が異常に高い」→ 本来は固定資産に計上すべきものが含まれている可能性。こういった不自然な金額を発見したら、仕訳に戻って修正します。
手順5:所得控除を入力する
ここが確定申告の核心部分です。手元に用意した控除証明書を見ながら、各種控除の金額を入力していきます。
社会保険料控除
国民年金と国民健康保険の支払額を入力。控除証明書の金額をそのまま入力すればOKです。
生命保険料控除
生命保険、介護医療保険、個人年金保険の3区分に分けて入力します。控除証明書に記載されている「申告額」の数字をそのまま入力してください。
医療費控除
年間の医療費が10万円(または所得の5%)を超えた場合に申請できます。マネーフォワードの医療費控除入力画面で、医療機関ごとの金額を入力します。
寄附金控除(ふるさと納税)
ふるさと納税の寄附金受領証明書をもとに、寄附先と金額を入力します。ワンストップ特例を利用している方は確定申告での申請は不要ですが、確定申告を行う場合はワンストップ特例が無効になるので、ふるさと納税分もここで申告する必要があります。
手順6:その他の収入を入力する
事業所得以外の収入がある場合はここで入力します。
・給与所得(本業が会社員の場合)→ 源泉徴収票の内容を入力
・雑所得(暗号資産、アフィリエイトなど)
・不動産所得
・退職所得
副業で確定申告する会社員は、源泉徴収票の「支払金額」「源泉徴収税額」「社会保険料等の金額」をここに入力してください。

手順7:申告書をプレビューして確認する
すべての入力が完了したら、確定申告書のプレビューを確認します。所得金額、控除額、所得税額、還付額(または追加納付額)が表示されるので、数字に違和感がないか最終チェックしてください。
特に確認すべきポイントは以下の通りです。
・売上金額が実際の入金額と合っているか
・経費の合計が妥当な範囲か
・各種控除が正しく反映されているか
・源泉徴収税額が正しく入力されているか
手順8:確定申告書を提出する
提出方法は3つから選べます。
方法1:e-Tax(電子申告)
マネーフォワードからe-Taxに直接データを送信できます。マイナンバーカードで本人認証を行い、送信ボタンを押せば完了。自宅にいながら申告を完結できるのが最大のメリットです。
方法2:印刷して郵送
マネーフォワードで作成した申告書をPDFで出力して印刷し、管轄の税務署に郵送します。国税庁のサイトで管轄の税務署を確認できます。
方法3:印刷して税務署窓口に提出
印刷した申告書を持参して、直接窓口に提出する方法です。申告内容に不安がある場合は、その場で税務署の職員に確認できます。
確定申告の提出期限は毎年3月15日です(土日の場合は翌営業日)。期限後に提出すると、延滞税や無申告加算税が課される可能性があります。余裕を持って2月中に作成を完了させるのがおすすめです。国税庁の確定申告特集ページで最新の日程を確認してください。
マネーフォワードで青色申告する場合の注意点
青色申告65万円控除の条件
青色申告で最大65万円の特別控除を受けるには、以下の条件を満たす必要があります。
1. 複式簿記で記帳していること → マネーフォワードを使えば自動対応
2. 貸借対照表と損益計算書を添付すること → マネーフォワードが自動作成
3. e-Taxで電子申告すること、または電子帳簿保存を行うこと
マネーフォワードを使ってe-Taxで提出すれば、3つの条件はすべてクリアできます。
青色申告決算書の確認
確定申告書と一緒に、青色申告決算書(損益計算書+貸借対照表)も自動生成されます。損益計算書では年間の収支が正しく集計されているか、貸借対照表では年末時点の資産・負債・資本が正確かを確認してください。
確定申告でよくあるミスと対策
ミス1:経費の計上漏れ
現金で支払った経費は自動連携されないため、入力を忘れやすいです。レシートをもらったらすぐにマネーフォワードのスマホアプリで入力する習慣をつけましょう。年末に「あれ、この経費入れ忘れてた」と気づくことが多いので、月次で確認するのが効果的です。
ミス2:源泉徴収税額の入力忘れ
フリーランスのライター、デザイナー、エンジニアなど、報酬から源泉徴収されている方は、源泉徴収税額を正しく入力しないと還付金を受け取れません。取引先から届く支払調書をもとに、漏れなく入力してください。
ミス3:家事按分の設定忘れ
自宅兼事務所の家賃・光熱費・通信費などは、事業利用分を経費にできます。マネーフォワードの家事按分機能を使えば自動計算されますが、そもそも設定をしていないと経費として反映されないので、必ず設定してください。
ミス4:前年の赤字を繰り越し忘れる
青色申告では、赤字(純損失)を翌年以降3年間繰り越せます。前年に赤字だった場合は、マネーフォワードの確定申告画面で繰越損失額を入力するのを忘れないようにしましょう。国税庁の純損失の繰越控除に関する解説も参考になります。

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確定申告後にやるべきこと
納税を行う
所得税の追加納付が発生した場合は、確定申告の期限(3月15日)までに納税します。納付方法は電子納税(e-Taxから)、クレジットカード納付、コンビニ納付、銀行窓口での納付などがあります。振替納税を選べば、4月下旬に口座から自動引き落としされるので手間がかかりません。
還付金の入金を確認する
源泉徴収で税金を多く支払っていた場合は、還付金が指定口座に振り込まれます。e-Taxで申告した場合は通常2〜3週間で入金。紙提出の場合は1〜2ヶ月かかることがあります。
帳簿と書類を保管する
確定申告に使用した帳簿や証憑書類は、青色申告なら7年間、白色申告なら5年間の保管義務があります。マネーフォワードのデータはクラウド上に保管されていますが、CSVでのバックアップも取っておくと万全です。
マネーフォワードでの確定申告に関するよくある質問

まとめ
マネーフォワードでの確定申告の流れは「記帳の確定→決算整理→申告書作成→提出」です。日々の記帳さえきちんとできていれば、確定申告書の作成自体はそこまで難しくないのがマネーフォワードの良いところです。
一番大切なのは、普段から記帳をコツコツ続けること。年末にまとめてやろうとすると、記憶が曖昧で正確な記帳ができなくなります。毎週少しずつ記帳する習慣をつけて、確定申告シーズンを余裕を持って迎えましょう。最初は大変に感じるかもしれませんが、マネーフォワードが計算や書類作成をすべてやってくれるので、思ったよりラクに終わりますよ。
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