e-Taxでマイナンバーカードを使って確定申告したいけれど、「設定方法がわからない」「カードリーダーの接続がうまくいかない」と困っている方は多いのではないでしょうか。
e-Taxでマイナンバーカードを使う場合、初回は少し設定が必要です。しかし、一度設定してしまえば翌年以降はスムーズに利用できるので、この記事を参考にしっかりセットアップしていきましょう。
マイナンバーカードの取得がまだの方から、カードは持っているけどe-Taxとの連携方法がわからない方まで、段階ごとに丁寧に解説します。

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マイナンバーカードでe-Taxを使うための全体像
まず、マイナンバーカードでe-Taxを利用するまでの全体的な流れを確認しましょう。
- マイナンバーカードを取得する
- カードの暗証番号を確認する
- カードの読み取り環境を用意する(ICカードリーダー or スマートフォン)
- マイナポータルアプリをインストールする
- 確定申告書等作成コーナーでマイナンバーカード方式を選択してログインする
- 初回の利用者情報を登録する
それぞれのステップを詳しく見ていきましょう。
ステップ1:マイナンバーカードを取得する
マイナンバーカードをまだお持ちでない方は、まず申請から始めましょう。
申請方法
- オンライン申請:スマートフォンやパソコンからマイナンバーカード総合サイトで申請
- 郵送申請:交付申請書に顔写真を貼って郵送
- 証明写真機からの申請:対応している証明写真機(Ki-Re-i等)から申請
- 市区町村の窓口:直接窓口で申請
申請から受け取りまで約1か月〜2か月かかります。確定申告の時期に間に合うよう、早めに申請しておきましょう。
カード受け取り時の暗証番号設定
マイナンバーカードを市区町村の窓口で受け取る際に、4種類の暗証番号を設定します。e-Taxで使用するのは以下の2つです。
- 利用者証明用電子証明書のパスワード(数字4桁):e-Taxへのログインで使用
- 署名用電子証明書のパスワード(英数字6〜16文字):申告書への電子署名で使用
暗証番号は忘れないようにメモしておきましょう。ただし、メモはカードと一緒に保管しないでください。セキュリティ上、カードと暗証番号は別々に保管することが推奨されています。

ステップ2:カードの読み取り環境を準備する
マイナンバーカードの情報を読み取るための環境を準備します。主に2つの方法があります。
方法A:ICカードリーダーを使う
パソコンにUSB接続するICカードリーダーを使う方法です。
- 家電量販店やネット通販で購入可能(価格は2,000円〜3,000円程度)
- 「マイナンバーカード対応」と明記されている製品を選びましょう
- 接触型(カードを差し込むタイプ)が一般的です
購入後、製品に付属のドライバソフトをパソコンにインストールします。最近のICカードリーダーはWindowsの場合ドライバ不要(プラグアンドプレイ対応)のものも増えています。
方法B:スマートフォンをカードリーダーとして使う
NFC対応のスマートフォンをICカードリーダーの代わりに使う方法です。ICカードリーダーを購入する必要がないので、手軽に始められます。
対応しているスマートフォンは、マイナポータルの公式サイトで一覧を確認できます。近年のiPhoneやAndroidスマートフォンであれば、ほとんどの機種が対応しています。
方法C:スマートフォンだけで完結させる
パソコンを使わず、スマートフォンだけで確定申告を完結させることも可能です。この場合、スマートフォンのブラウザで確定申告書等作成コーナーにアクセスし、マイナンバーカードの読み取りもスマートフォンで行います。
ステップ3:マイナポータルアプリをインストールする
e-Taxでマイナンバーカード方式を使うためには、「マイナポータルアプリ」のインストールが必要です。
パソコンの場合
ブラウザの拡張機能としてインストールします。確定申告書等作成コーナーにアクセスすると、未インストールの場合にインストールを促す画面が表示されます。画面の指示に従ってインストールしてください。
- Chromeの場合:Chrome ウェブストアからインストール
- Edgeの場合:Microsoft Edge アドオンからインストール
- Safariの場合(Mac):App Storeからインストール
スマートフォンの場合
- iPhone:App Storeで「マイナポータル」を検索してインストール
- Android:Google Playで「マイナポータル」を検索してインストール
参考:マイナポータル公式サイト

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ステップ4:e-Taxに初回ログインして利用者情報を登録する
環境が整ったら、実際にe-Taxにログインしてみましょう。初回ログインの手順を説明します。
パソコン+ICカードリーダーの場合
- 確定申告書等作成コーナーにアクセスし、「作成開始」をクリック
- 「e-Taxで提出 マイナンバーカード方式」を選択
- マイナポータルアプリとの連携画面が表示される
- ICカードリーダーにマイナンバーカードをセット
- 利用者証明用電子証明書のパスワード(4桁数字)を入力
- 初回の場合、利用者情報の登録画面が表示される
- 氏名、住所、生年月日、電話番号等を入力して登録
パソコン+スマートフォン(カードリーダー代用)の場合
- 確定申告書等作成コーナーにアクセスし、「作成開始」をクリック
- 「e-Taxで提出 マイナンバーカード方式」→「スマートフォンを使用してe-Tax」を選択
- パソコン画面にQRコードが表示される
- スマートフォンのマイナポータルアプリでQRコードを読み取る
- スマートフォンにマイナンバーカードをかざして読み取る
- パスワード(4桁数字)を入力
- パソコン画面に戻り、初回の利用者情報を登録
スマートフォンでマイナンバーカードを読み取る際は、カードの上にスマートフォンを置いたまま数秒待つ必要があります。読み取り中にカードを動かすとエラーになるので、完了するまでじっと待ちましょう。iPhoneの場合はカードの上半分あたりにスマホの上部を当てると読み取りやすいです。
マイナポータル連携で証明書データを自動取得
マイナポータルと連携することで、確定申告に必要な各種証明書のデータを自動的に取得できます。これは非常に便利な機能です。
自動取得できるデータの例
- ふるさと納税の寄附金控除証明書
- 生命保険料控除証明書
- 地震保険料控除証明書
- 住宅ローンの年末残高証明書
- 医療費通知情報
これらの情報がマイナポータル経由で自動入力されるため、手入力の手間が大幅に削減されます。初回はマイナポータルとの連携設定が必要ですが、一度設定すれば翌年以降は自動的に反映されます。
マイナポータル連携の設定方法
- 確定申告書等作成コーナーでマイナンバーカード方式を選択した際に「マイナポータル連携」の画面が表示される
- 「マイナポータルと連携する」を選択
- マイナポータルにログインし、連携に同意する
- 取得可能なデータが一覧表示されるので、内容を確認して反映する

電子証明書の有効期限に注意
マイナンバーカードに搭載されている電子証明書には有効期限があります。有効期限が切れていると、e-Taxにログインできなくなります。
有効期限の確認方法
- マイナンバーカードの券面(表面)に記載されているカード自体の有効期限を確認
- 電子証明書の有効期限はカード発行日から5回目の誕生日まで(カード自体の有効期限とは異なる場合があります)
- マイナポータルにログインして確認することもできます
有効期限が切れた場合
電子証明書の有効期限が切れた場合は、市区町村の窓口で更新手続きを行います。更新手続きは無料です。確定申告の時期が近づいたら、事前に有効期限を確認しておきましょう。
トラブルシューティング:設定でよくある問題
「JPKI利用者ソフト」のインストールを求められた
一部の操作で「公的個人認証サービス(JPKI)利用者ソフト」が必要になる場合があります。画面の指示に従ってインストールしてください。地方公共団体情報システム機構(J-LIS)の公式サイトからダウンロードできます。
Windowsのセキュリティソフトがブロックしている
セキュリティソフトがマイナポータルアプリやICカードリーダーの通信をブロックしていることがあります。一時的にセキュリティソフトの設定を緩めるか、マイナポータルアプリを例外として登録してください。
Macでカードリーダーが認識されない
Macの場合、ICカードリーダーのドライバがmacOSに対応しているか確認してください。また、USBハブを使用している場合は、パソコン本体のUSBポートに直接接続することで解決する場合があります。
Q&Aコーナー:マイナンバーカードとe-Taxの設定でよくある質問
Q1. マイナンバーカードの暗証番号がロックされてしまいました。どうすればいいですか?
市区町村の窓口でロック解除・暗証番号の再設定ができます。本人確認書類(運転免許証等)とマイナンバーカードを持参してください。手続き自体は数分で完了しますが、窓口の混雑状況によっては待ち時間が発生します。
Q2. マイナンバーカードを持っていない家族の確定申告はどうすればいいですか?
マイナンバーカードを持っていない方は、ID・パスワード方式でe-Taxを利用するか、書面で確定申告書を提出することになります。ID・パスワード方式を利用するには、税務署の窓口で本人確認の上、IDとパスワードを発行してもらう必要があります。
Q3. マイナンバーカードを紛失した場合、e-Taxは使えなくなりますか?
マイナンバーカードを紛失した場合は、まず「マイナンバー総合フリーダイヤル」に電話して一時停止の手続きを行ってください。その後、市区町村の窓口で再発行の手続きを行います。再発行までの間、e-Taxのマイナンバーカード方式は使えませんが、税務署でID・パスワードを発行してもらえば代替手段として利用できます。
Q4. スマートフォンを機種変更した場合、設定のやり直しは必要ですか?
新しいスマートフォンにマイナポータルアプリをインストールすれば、すぐに使えるようになります。マイナンバーカード自体に情報が入っているため、スマートフォン側に特別な設定データの引き継ぎは不要です。
Q5. ICカードリーダーとスマートフォン、どちらがおすすめですか?
スマートフォンがNFC対応であれば、スマートフォンの方がおすすめです。ICカードリーダーを購入する費用がかからず、手軽に利用できます。ただし、パソコンで作業しながらカードの読み取りが頻繁に必要な場合は、ICカードリーダーの方が安定して読み取れるというメリットがあります。
Q6. マイナンバーカードの電子証明書を更新したら、e-Taxの設定もやり直しですか?
電子証明書を更新した場合、e-Taxの利用者情報の紐付けが変わることがあります。次回ログイン時に再度登録を求められる場合がありますが、画面の指示に従って操作すれば問題ありません。大きな設定のやり直しは不要です。

まとめ
e-Taxとマイナンバーカードの設定について、初回登録からログインまでの手順を解説しました。ポイントをまとめます。
- マイナンバーカードの取得には1〜2か月かかるので早めに申請する
- e-Taxで使う暗証番号は「4桁の数字」と「英数字6〜16文字」の2つ
- NFC対応スマートフォンがあれば、ICカードリーダーは不要
- マイナポータルアプリのインストールが必須
- マイナポータル連携を設定すると、各種証明書データの自動取得ができて便利
- 電子証明書の有効期限(5年)に注意し、期限前に更新する
初回の設定さえ乗り越えれば、e-Taxは非常に便利なツールです。ぜひこの機会にマイナンバーカード方式でのe-Tax利用を始めてみてください。
🐧 ナビ助のおすすめ!

