「弥生会計を解約したいけど、手順がわからない」「解約したらデータはどうなるの?」――そんな不安を抱えている方は少なくありません。弥生会計はクラウド版・デスクトップ版ともに契約の仕組みが独特で、解約と更新停止では意味がまったく違います。手続きのタイミングを間違えると、余計な料金が発生してしまうことも。
この記事では、弥生会計の解約手順を画面の流れに沿って詳しく説明するとともに、解約前に済ませておくべきデータのバックアップ方法や、他の会計ソフトへの乗り換え時に気をつけるポイントまでまとめています。

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弥生会計の「解約」と「更新停止」の違い
弥生会計の契約を終了させる方法には「解約」と「更新停止」の2種類があります。この違いを理解しないまま手続きすると、思わぬトラブルにつながるため注意が必要です。
解約とは
解約を行うと、その時点でサービスの利用がすぐにできなくなります。クラウド上に保存されていたデータは参照できなくなるため、事前にデータのエクスポートが必須です。契約残期間分の利用料金も返金されません。
更新停止とは
更新停止は、次回の契約更新を行わないようにする手続きです。契約期間が終了するまではそのまま利用でき、期間終了後は無料プランに切り替わります。データを保持したまま料金の発生を止められるため、急いでいない場合はこちらの方が安全です。
迷ったら「更新停止」を選ぶのが安全です。更新停止なら契約期間が終わるまでデータにアクセスでき、無料プランに移行してもデータは残ります。即座にデータが消える「解約」とは大きく異なります。
弥生会計クラウド版の解約手順
弥生会計オンラインや弥生会計 Nextなど、クラウド版サービスの解約は「マイポータル」から行います。以下の手順で進めてください。
ステップ1:マイポータルにログインする
弥生のマイポータル(https://myportal.yss.yayoi-kk.co.jp/)にアクセスし、弥生IDでログインします。弥生IDがわからない場合は、登録時のメールアドレスを確認してください。
ステップ2:契約管理画面を開く
ログイン後、「契約管理」から「クラウドサービス管理」を選択し、「利用中のサービス一覧」をクリックします。解約したいサービスが表示されるので、対象のサービス名をクリックしてください。
ステップ3:解約手続きを進める
「契約確認 – 契約詳細」画面が表示されたら、画面下部にある「解約する」をクリックします。解約理由のアンケートが表示されるので回答し、注意事項に「同意する」のチェックを入れて「解約する」を再度クリックすれば手続き完了です。
弥生会計 Nextを解約すると、付帯している弥生請求Next・弥生経費Next・弥生証憑Nextもすべて同時に解約されます。部分的に残すことはできないため、関連サービスを使い続けたい場合は「更新停止」を選択しましょう。
弥生会計の更新停止手順
解約ではなく更新停止を行う場合の手順を解説します。基本的な操作はほぼ同じですが、最後に選ぶボタンが異なります。
クラウド版の更新停止
マイポータルにログインし、「契約管理」→「クラウドサービス管理」→「利用中のサービス一覧」と進みます。対象サービスをクリックして「契約確認 – 契約詳細」画面を開いたら、「契約の更新を停止する」を選択してください。アンケートに回答すると手続き完了です。
デスクトップ版(あんしん保守サポート)の更新停止
デスクトップ版の弥生会計を利用している場合、「あんしん保守サポート」の自動更新を停止する必要があります。マイポータルの「契約管理」から「あんしん保守サポートの自動更新停止」を選択して手続きしてください。

解約・更新停止の手続き期限
弥生会計の契約を終了させる際、手続きの期限を過ぎてしまうと次の契約期間分の料金が自動で引き落とされます。契約形態ごとの期限は以下のとおりです。
- 年契約の場合:契約終了月の前月末日までに手続きが必要
- 月契約の場合:当月末までに手続きが必要
- あんしん保守サポート:契約更新月の前月末日までに停止手続きが必要
たとえば、年契約で3月末が契約終了日の場合、2月末までに更新停止の手続きをしなければ自動で次年度の契約が更新されます。契約終了日はマイポータルの契約詳細画面で確認可能です。
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解約前にやるべきデータのバックアップ
解約するとクラウド上のデータにはアクセスできなくなります。以下のバックアップを済ませてから手続きしてください。
仕訳データのエクスポート
弥生会計の画面から「仕訳日記帳」を開き、CSV形式でエクスポートします。年度ごとに出力しておくと、乗り換え先の会計ソフトにインポートしやすくなります。
決算書・申告書のPDF保存
過去の決算書や確定申告書は、PDF形式で保存しておきましょう。税務調査の際に過去の申告データが必要になる場合があるため、少なくとも7年分は手元に残すのが安心です。
固定資産台帳のバックアップ
減価償却の途中にある固定資産がある場合は、固定資産台帳のデータも忘れずに出力してください。取得価額・耐用年数・償却済み金額などの情報は、乗り換え後の会計ソフトでも必要になります。
バックアップデータは、ローカルPC・外付けHDD・クラウドストレージなど、複数の場所に保存するのが安全です。弥生から出力したCSVファイルは、freeeやマネーフォワードへのインポートにも利用できます。
他の会計ソフトへの乗り換え時の注意点
弥生会計を解約して別の会計ソフトに乗り換える場合、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
乗り換え先のデータインポート機能を確認する
freeeやマネーフォワード クラウドは弥生会計のデータインポートに対応しています。ただし、インポートできるのは仕訳データが中心で、固定資産データや取引先情報は手動で再登録が必要になるケースもあります。
期中での乗り換えは避ける
可能であれば、乗り換えのタイミングは会計年度の切り替わりに合わせるのがベストです。期中に乗り換えると、前半分のデータと後半分のデータが別々のソフトに分かれてしまい、確定申告時に手間が増えます。
税理士に相談する
顧問税理士がいる場合は、乗り換え先の会計ソフトが税理士側でも対応可能かどうかを事前に確認しましょう。税理士によって得意なソフトが異なるため、相談なしに乗り換えるとデータ共有に支障が出ることがあります。

再契約時に知っておくべきこと
弥生会計を解約した後に、やっぱりもう一度使いたいと思った場合の注意点もまとめておきます。
- 無料体験期間は適用されない:再契約では初年度無料キャンペーンの対象外になります
- データの引き継ぎができない:解約済みの契約で利用していたデータは復元できません
- 新規登録と同じ扱い:ゼロからの再スタートとなるため、仕訳データなどはCSVからインポートし直す必要があります
一度解約してしまうとデータ復元が不可能になるため、迷っている段階では「更新停止」を選択しておくことを強くおすすめします。
弥生会計の解約でよくある質問(Q&A)
Q. 解約したら即座にサービスが使えなくなりますか?
はい、クラウド版の場合は解約手続き完了後すぐに利用できなくなります。更新停止の場合は契約期間終了まで利用可能です。
Q. 解約手数料はかかりますか?
解約手数料はかかりませんが、途中解約した場合でも契約残期間分の利用料金は返金されません。
Q. 初年度無料で利用していた場合、解約しないと次年度から料金が発生しますか?
はい、初年度無償キャンペーンで契約した場合でも、更新停止の手続きをしなければ次年度から有償契約に自動更新されます。契約終了月の前月末日までに更新停止の手続きをしてください。
Q. スキャナ保存制度を使っている場合、解約するとどうなりますか?
電子帳簿保存法のスキャナ保存を利用中に解約すると、保存データの閲覧ができなくなる可能性があります。スキャナ保存のデータは法定保存期間が定められているため、解約前に必ずデータをダウンロードしておきましょう。
Q. 弥生から別のソフトに乗り換える場合、どのソフトがおすすめですか?
弥生からの乗り換え先として人気が高いのはfreeeとマネーフォワード クラウドです。初心者ならfreee、経理経験者や複雑な仕訳が多い方にはマネーフォワード クラウドが向いています。
まとめ
弥生会計の解約は、マイポータルから数ステップで完了します。ただし、解約と更新停止では意味が大きく異なるため、目的に応じて使い分けることが大切です。
解約前にはデータのバックアップを忘れずに行い、他のソフトへの乗り換えを検討している場合は年度の切り替わりに合わせるのがおすすめです。手続きの期限を過ぎると自動更新されてしまうため、早めの対応を心がけてください。
会計ソフトの乗り換え方法については「会計ソフトの乗り換え方法|データ移行の手順と注意点を完全ガイド」で詳しく解説しています。弥生会計の料金体系については「弥生会計の料金を全プラン解説|結局いくらかかるの?」もあわせてご覧ください。
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