「パソコンを開く時間がないから、スマホだけで経理や確定申告を済ませたい…」という方は年々増えています。特に個人事業主やフリーランスの方にとって、移動中やスキマ時間にスマホで記帳できるかどうかは、会計ソフト選びの重要なポイントです。
この記事では、スマホでの操作性に焦点を当てて、主要クラウド会計ソフト3社(freee・マネーフォワード・弥生)のスマホアプリを比較します。どのアプリが使いやすいのか、本音でお伝えします。

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スマホ対応会計ソフト3社の概要
まず、スマホで使える主要クラウド会計ソフト3社の基本情報を押さえておきましょう。
freee会計
freeeはスマホでの使用を前提にシステムが設計されているのが大きな特徴です。スマホアプリ「freee会計」では、取引の入力から確定申告書の作成まで、ほぼ全ての作業をスマホだけで完了できます。
個人事業主向けのスタータープランは月額980円(税抜)から。簿記の知識がない方でも、質問に答えていくだけで確定申告書が作成できる「ステップガイド」が好評です。
マネーフォワード クラウド確定申告
マネーフォワードもスマホアプリを提供しています。特に銀行口座やクレジットカードとの連携数が豊富で、取引データの自動取込に強みがあります。家計簿アプリ「マネーフォワード ME」との連携も可能です。
個人事業主向けのパーソナルミニプランは年額10,800円(月あたり900円)から利用できます。
やよいの青色申告オンライン / やよいの白色申告オンライン
弥生のスマホアプリは「弥生 申告」アプリです。レシート撮影による自動入力が可能で、メインの操作はPC版で行い、外出先での入力補助としてスマホを使うスタイルに向いています。
やよいの白色申告オンラインのフリープランなら永年無料で使えます。青色申告のセルフプランも初年度無料です。
スマホアプリの操作性を徹底比較
3社のスマホアプリの操作性を、具体的なポイントごとに比較していきます。
取引入力のしやすさ
freee:画面がシンプルで、タップ数が少なく取引を入力できます。「収入」「支出」をワンタップで選び、科目・金額・日付を入力するだけ。勘定科目も日常的な言葉で表示されるので、簿記用語に馴染みがなくても迷いにくいです。
マネーフォワード:仕訳入力の画面は見やすく整理されていますが、freeeに比べると簿記の知識を前提とした設計です。経理経験がある方にとっては使いやすいと感じるでしょう。
弥生:スマホアプリでの取引入力は可能ですが、PC版ほどの操作性はありません。レシート撮影での入力が主な用途で、細かな仕訳作業はPCで行うのが弥生のスタイルです。
スマホだけで記帳を完結させたいなら、freeeが一歩リード。PC併用前提ならマネーフォワードや弥生も十分実用的です。
レシート撮影・OCR機能
3社ともレシート撮影機能を備えていますが、使い勝手には差があります。
freee:レシート撮影後にOCRで金額・日付・取引先が自動認識されます。認識精度は高めで、撮影から登録までの操作がスムーズです。
マネーフォワード:OCR機能による自動読取に対応しています。複数のレシートをまとめて撮影することも可能です。
弥生:「弥生 レシート取込」アプリで撮影すると、金額・日付が自動で読み取られます。読み取り精度は完璧ではないので、必ず確認する習慣をつけましょう。
レシート撮影機能の詳しい使い方は以下の記事で解説しています。

確定申告の操作
freee:スマホだけで確定申告書の作成から電子申告まで完了できるのが最大の強みです。画面に表示される質問に○×で答えていくだけで、確定申告書が自動的に作成されます。マイナンバーカードがあれば、スマホからe-Taxで申告も可能です。
マネーフォワード:確定申告書の作成はスマホアプリからも対応していますが、複雑な控除がある場合はPC版の方が操作しやすい部分もあります。
弥生:確定申告書の作成と電子申告はPC版(ブラウザ)から行います。スマホアプリだけで確定申告を完結させるのは難しいです。


料金の比較
スマホで使える個人事業主向けプランの料金を比較します。料金は変動するため、詳細は各社の公式サイトで確認してください。
・freee スタータープラン:月額980円(税抜)/ 年額11,760円(税抜)
・マネーフォワード パーソナルミニ:月額900円(年払い時)/ 年額10,800円
・やよいの白色申告オンライン フリープラン:永年無料
・やよいの青色申告オンライン セルフプラン:初年度無料
コスト重視なら弥生が非常に有利です。白色申告なら永年無料、青色申告でも初年度は無料で始められます。各ソフトの料金を詳しく比較した記事はこちらです。



各ソフトが向いている人
3社の特徴を踏まえて、それぞれが向いている人をまとめます。
freeeが向いている人
・スマホだけで記帳から確定申告まで完結させたい方
・簿記の知識がなく、できるだけ簡単に操作したい方
・日々の取引入力をスキマ時間で済ませたい方
・パソコンをあまり使わない方
マネーフォワードが向いている人
・銀行口座やクレジットカードを複数持っていて、連携の自動化を重視する方
・経理の経験がある方、簿記の知識がある方
・マネーフォワード MEで家計管理もしている方
・日々の記帳はスマホ、確定申告はPCという使い方でOKな方
弥生が向いている人
・コストをできるだけ抑えたい方(白色申告なら永年無料)
・電話サポートが欲しい方(ベーシックプラン以上)
・メインの作業はPCで、スマホはレシート撮影などの補助に使いたい方
・弥生シリーズをすでに使っている方
3社とも無料プランまたは無料体験期間があるので、実際にスマホアプリをインストールして操作感を試してから決めるのがおすすめです。
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スマホで会計ソフトを使うときのコツ
スマホで効率よく経理作業を進めるためのコツを紹介します。
レシートはその場で撮影する
レシートを受け取ったら、その場で撮影して記帳する習慣をつけましょう。「後でやろう」と溜め込むと、レシートが山積みになって結局やらなくなるパターンがよくあります。その場で撮影→即入力が理想です。
銀行口座連携を活用する
手入力を減らすために、事業用の銀行口座とクレジットカードは必ず連携しておきましょう。連携すれば、口座やカードの取引データが自動で取り込まれるので、スマホでの確認・承認だけで記帳が完了します。
確定申告はPCでやるのも選択肢
日々の記帳はスマホでOKですが、確定申告書の作成は画面の大きなPCの方が見やすいという方も多いです。「日々の入力はスマホ、確定申告はPC」という使い分けが効率的な場合もあります。


Q&Aコーナー
Q1:スマホだけで確定申告を全部済ませることはできますか?
freeeなら可能です。取引の入力から確定申告書の作成、e-Taxでの電子申告まで、スマホ1台で完了できます。マネーフォワードや弥生は、確定申告書の作成にPCが必要な場面があります。
Q2:iPadやタブレットでも使えますか?
はい、3社ともiPadやタブレットで利用可能です。ブラウザからPC版の画面にアクセスすることもできるので、タブレットならPCに近い操作感で使えます。
Q3:オフラインでも使えますか?
3社ともクラウド会計ソフトなので、基本的にはインターネット接続が必要です。ただし、レシート撮影は一部オフラインでも可能で、次回接続時にデータがアップロードされます。
Q4:スマホの機種変更をしたらデータはどうなりますか?
データはクラウドに保存されているので、新しいスマホにアプリをインストールしてログインすれば、そのまま続きから使えます。端末にデータが残る仕組みではないので、機種変更の影響はありません。
Q5:セキュリティは大丈夫ですか?
3社とも銀行レベルの暗号化(SSL/TLS)を採用しており、データは安全に保護されています。ただし、スマホ自体のセキュリティ(パスコード設定や画面ロック)は自分で管理する必要があります。クラウド会計のセキュリティについては以下の記事で詳しく解説しています。



まとめ
スマホで簡単に操作できる会計ソフトについて、freee・マネーフォワード・弥生の3社を比較しました。
・スマホ操作の簡単さではfreeeが一歩リード(スマホだけで確定申告まで完了可能)
・銀行口座連携の充実度ではマネーフォワードが強い
・コスト重視なら弥生(白色申告は永年無料、青色申告は初年度無料)
・日々の記帳はスマホ、確定申告はPCという使い分けも効率的
・3社とも無料で試せるので、実際にアプリをインストールして操作感を確かめよう
自分の使い方に合ったソフトを選んで、スマホで効率よく経理を進めていきましょう。
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