インボイス制度が始まり、取引先から受け取った請求書に記載された登録番号が本当に有効なものかどうか確認したいという場面が増えてきました。
この記事では、適格請求書発行事業者の登録番号を確認する具体的な方法を、国税庁の公表サイトの使い方を中心に解説していきます。

🐧 ナビ助のおすすめ!
経理の手入力、まだ続けてる?

- ✅ 金融機関との連携数が多く、明細を自動で取り込める
- ✅ 請求書・給与・経費などのサービスと連携できる
- ✅ 法人・個人どちらのプランも用意されています
- ✅ 無料で試せるプランが用意されています
※料金・プランの詳細は公式サイトでご確認ください
自分でやる以外の手もあります。税理士を無料で紹介してもらえるサービスもあるので、時間をかけたくない方は比べてみてください。
税理士ドットコムで税理士を無料で探す⭐おすすめ記事
会計ソフト選びで迷ったら、こちらもあわせてどうぞ。

インボイスの登録番号とは
インボイス制度における登録番号は、適格請求書発行事業者として登録された事業者に付与される固有の番号です。形式は以下の通りです。
登録番号の形式
- 法人:「T」+法人番号(13桁) 例:T1234567890123
- 個人事業主:「T」+13桁の数字(マイナンバーとは異なる番号が割り振られる)
この登録番号は、適格請求書(インボイス)に必ず記載する必要がある項目の一つです。登録番号の記載がない請求書は、インボイスとして認められず、仕入税額控除の対象になりません。
登録番号の確認方法
方法1:国税庁「適格請求書発行事業者公表サイト」で検索する
最も確実な確認方法は、国税庁が運営する「適格請求書発行事業者公表サイト」(https://www.invoice-kohyo.nta.go.jp/)で検索することです。
使い方は以下の通りです。
- 公表サイトにアクセスする
- 検索ボックスに登録番号(Tを含む14桁、またはTを除く13桁の数字)を入力する
- 「検索」ボタンをクリックする
- 検索結果が表示される
検索結果で確認できる情報
- 事業者の氏名または名称
- 登録年月日
- 登録取消年月日・登録失効年月日(該当する場合)
- 法人の本店所在地(法人のみ法定公表。個人事業主の住所は公表されない)
複数の登録番号をまとめて確認したい場合は、「登録番号をまとめて検索する」機能を使えば最大10件まで一括検索できます。


方法2:法人番号公表サイトから調べる
取引先が法人の場合、法人番号がわかれば登録番号を逆算できます。法人の登録番号は「T」+法人番号なので、国税庁の「法人番号公表サイト」で法人番号を検索し、先頭に「T」を付ければ登録番号がわかります。
法人番号公表サイト:https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/
方法3:取引先に直接確認する
登録番号がわからない場合や、公表サイトで検索しても結果が出ない場合は、取引先に直接確認するのが手っ取り早いです。以下の情報を確認しましょう。
- 適格請求書発行事業者として登録しているか
- 登録番号は何か
- 登録日はいつか
方法4:e-Taxで自分の登録情報を確認する
自分自身の登録番号や登録状況を確認したい場合は、e-Taxにログインして「送信結果・お知らせ」から確認できます。登録申請の処理状況や登録通知書のデータもここで閲覧可能です。
登録番号を確認すべきタイミング
実務上、以下のタイミングで登録番号の確認を行うことが望ましいです。
- 新規取引を開始するとき:取引開始前に相手が適格請求書発行事業者かどうかを確認する
- 請求書を受け取ったとき:記載された登録番号が有効かどうかを公表サイトで確認する
- 定期的な取引先の棚卸し:年に1回程度、既存の取引先の登録状況を確認する(登録取消や失効がないかチェック)
特に、登録を取り消している事業者との取引では、取消日以降に発行された請求書はインボイスとして無効になります。定期的な確認が重要です。


登録番号が見つからない場合の原因と対処法
原因1:登録申請中でまだ番号が発行されていない
登録申請を出してから番号が公表されるまでには一定の処理期間があります。この場合は、取引先に処理状況を確認してもらいましょう。
原因2:免税事業者で登録していない
売上高が1,000万円以下の免税事業者は、インボイス登録をしていない場合があります。この場合、その事業者が発行する請求書はインボイスに該当しません。
原因3:登録を取り消した
一度登録した後に、登録の取消届出を出したケースです。公表サイトでは「登録取消年月日」が表示されます。取消日以降の取引については、インボイスとしての効力がありません。
原因4:番号の入力ミス
登録番号の桁数や数字を間違えている可能性があります。「T」の有無、13桁の数字が正しいかを再確認しましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 個人事業主の登録番号から住所がバレる?
個人事業主の場合、公表サイトで表示されるのは氏名(または届出た公表名称)と登録年月日のみです。住所は公表対象外なので、登録番号から住所が特定されることはありません。
Q. 登録番号のない請求書を受け取ったらどうする?
登録番号のない請求書は適格請求書(インボイス)に該当しないため、原則として仕入税額控除の対象になりません。ただし、経過措置として一定割合の控除は認められています(記事執筆時点)。取引先に登録状況を確認し、対応を協議しましょう。
Q. 登録番号は変更されることがある?
一度付与された登録番号は原則として変更されません。法人番号が変わらない限り、登録番号も同じです。ただし、登録を取り消した後に再度登録した場合、法人は同じ番号になりますが、個人事業主は新たな番号が割り振られることがあります。


適格請求書(インボイス)の必須記載事項
登録番号の確認と合わせて、受け取った請求書が適格請求書(インボイス)の要件を満たしているかも確認しておきましょう。インボイスには以下の項目がすべて記載されている必要があります。
インボイスの必須記載事項
- 適格請求書発行事業者の氏名または名称
- 登録番号
- 取引年月日
- 取引内容(軽減税率の対象品目がある場合はその旨)
- 税率ごとに区分した対価の額及び適用税率
- 税率ごとに区分した消費税額等
- 書類の交付を受ける事業者の氏名または名称
これらの項目が1つでも欠けていると、適格請求書として認められない可能性があります。受領時にチェックする習慣をつけておくと安心です。
登録番号確認を効率化するコツ
取引先マスターに登録番号を記録する
会計ソフトの取引先マスターに、あらかじめ取引先の登録番号を登録しておけば、請求書を受け取るたびに公表サイトで検索する手間を省けます。新規取引開始時に一度確認して登録しておけば、以降は定期チェック(年1回程度)で済みます。
Excelやスプレッドシートで管理する
取引先の数が多い場合は、取引先名・登録番号・確認日をExcelやGoogleスプレッドシートで一覧管理すると便利です。定期チェックの際にも、前回の確認日から期間が空いている取引先を優先的にチェックできます。
国税庁のWeb-APIを活用する
国税庁は適格請求書発行事業者公表サイトのWeb-APIを公開しています。システム開発が可能な事業者であれば、APIを使って登録番号の有効性を自動チェックする仕組みを構築することもできます。大量の取引先を抱える法人向けの方法です。
取引先の情報を紙で残しておきたいときは
取引先マスターやスプレッドシートでの管理が基本ですが、取引先が数社程度なら、登録番号と確認日を書き込める紙の取引先台帳を1冊持っておくやり方もあります。PCを開かずに請求書と突き合わせられるので、確認作業を後回しにしにくくなります。
紙で受け取った請求書そのものも、取引先ごとに立てて保管しておくと確認済みかどうかを追いやすくなります。A4サイズが入るファイルボックスを机の脇に置いておくだけでも、机上に請求書が積み上がる状態は避けられます。
まとめ
インボイスの登録番号を確認する方法は、国税庁の「適格請求書発行事業者公表サイト」での検索が最も確実です。法人番号公表サイトからの逆引き、取引先への直接確認、e-Taxでの自己確認も活用できます。
仕入税額控除を適切に受けるためには、取引先の登録状況を定期的にチェックすることが重要です。登録取消や失効がないか、新規取引開始時には事前確認を習慣づけましょう。
関連記事:インボイス制度の登録方法を解説|申請手順と注意点まとめ
関連記事:インボイス制度の個人事業主対応ガイド
関連記事:消費税の簡易課税と本則課税の違い|どっちを選ぶべきかスッキリ解説
⭐おすすめ記事
会計ソフト選びで迷ったら、こちらもあわせてどうぞ。



🐧 ナビ助のおすすめ!
経理の手入力、まだ続けてる?

- ✅ 金融機関との連携数が多く、明細を自動で取り込める
- ✅ 請求書・給与・経費などのサービスと連携できる
- ✅ 法人・個人どちらのプランも用意されています
- ✅ 無料で試せるプランが用意されています
※料金・プランの詳細は公式サイトでご確認ください


