「従業員を雇ったけど、給与明細ってどうやって作ればいいの?」「Excelで給与計算するのが大変で、何とか自動化したい」という個人事業主・中小企業経営者の方に向けて、freee人事労務を使った給与明細の作成方法を解説します。
freee人事労務を使えば、従業員情報の登録から給与計算、給与明細の作成・配布までをオンラインで一元管理できます。社会保険料や所得税の計算も自動で行ってくれるので、専門知識がなくても正確な給与明細を作成できます。

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freee人事労務とは
給与計算から労務管理まで一元化するクラウドサービス
freee人事労務は、freeeが提供するクラウド型の給与計算・労務管理サービスです。給与計算・給与明細発行・年末調整・社会保険手続き・勤怠管理をすべてオンラインで行えます。freee会計と連携すれば、給与の仕訳も自動で作成されるので、経理作業全体が効率化します。
freee会計との違い
freee会計は「経理・確定申告」のためのソフト、freee人事労務は「給与計算・労務管理」のためのソフトです。両方を連携して使うことで、給与支払いの仕訳が自動で会計データに反映されます。
freee人事労務の初期設定
ステップ1:事業所情報の登録
まずfreee人事労務にログインしたら、事業所の基本情報を登録します。会社名(または屋号)、住所、事業主情報、社会保険適用事業所の情報などを入力します。
ステップ2:給与規定の設定
給与の締め日・支払日、残業計算のルール、各種手当の設定などを登録します。一度設定すれば毎月の計算に自動で反映されるので、最初にしっかり設定しておくことが大切です。
ステップ3:従業員情報の登録
従業員一人ひとりの情報を登録します。入力する主な情報は以下のとおりです。
- 氏名・生年月日・住所・マイナンバー
- 入社日・雇用形態(正社員・パート・アルバイトなど)
- 基本給・各種手当の金額
- 通勤手当の金額・交通手段
- 扶養家族の情報(所得税の計算に使用)
- 社会保険の加入状況
- 振込先銀行口座の情報
ステップ4:社会保険料の設定
健康保険料率・厚生年金保険料率は、都道府県や加入している健康保険組合によって異なります。freee人事労務では、事業所の所在地を設定するだけで、該当する保険料率が自動で適用されます。雇用保険料率も自動で反映されます。

給与明細の作成手順
ステップ1:勤怠情報を入力する
その月の勤怠データ(出勤日数・労働時間・残業時間・有給取得日数など)を入力します。freee人事労務の勤怠管理機能を使っている場合は、タイムカードのデータが自動で反映されるので、手動入力は不要です。
ステップ2:給与計算を実行する
勤怠情報の入力が完了したら、「給与計算」を実行します。freee人事労務が以下の項目を自動で計算してくれます。
- 支給額:基本給+各種手当+残業代+通勤手当
- 控除額:健康保険料+厚生年金保険料+雇用保険料+所得税+住民税
- 差引支給額:支給額 − 控除額(実際に振り込む金額)
ステップ3:給与明細を確認・確定する
計算結果が表示されたら、各従業員の給与明細の内容を確認します。前月との差額が表示されるので、異常値がないかチェックしやすくなっています。問題がなければ「確定」ボタンを押して給与明細を確定します。
ステップ4:給与明細を従業員に配布する
確定した給与明細は、以下の方法で従業員に配布できます。
- Web公開:従業員がfreee人事労務にログインして自分の給与明細を確認できる
- PDF出力:PDFファイルをダウンロードして印刷・配布できる
- メール送信:従業員にメールで給与明細を送付できる
Web公開を利用すれば、紙の明細を印刷して配る手間がなくなります。従業員もスマホアプリから過去の給与明細を確認できるので、お互いにとって便利です。
給与明細テンプレートのカスタマイズ
表示項目の設定
freee人事労務では、給与明細に表示する項目をカスタマイズできます。「設定」メニュー→「給与明細表示」画面から、表示したい項目・非表示にしたい項目を選択できます。会社独自の手当や控除項目がある場合は、ここで追加設定します。
テンプレートの保存
設定したテンプレートは保存して、次回以降も同じ形式で給与明細を作成できます。正社員用とパート用でテンプレートを分けるなど、雇用形態に応じた使い分けも可能です。
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freee会計との連携方法
給与仕訳の自動作成
freee人事労務とfreee会計を連携しておくと、確定した給与明細の内容をもとに、freee会計側で自動的に仕訳が作成されます。「給与手当」「法定福利費」「預り金(所得税・住民税・社会保険料)」などの仕訳を手動で入力する必要がなくなります。
連携の設定方法
freee会計の「設定」→「連携サービス」からfreee人事労務との連携を有効にするだけでOKです。一度連携すれば、毎月の給与確定後に自動で仕訳が作成されます。
freee会計の使い方や他の連携機能について知りたい方は以下の記事もどうぞ。
freeeの使い方を初心者向けに解説|登録から確定申告まで完全ガイド

freee人事労務の料金
料金体系の基本
freee人事労務の料金は、基本料金+従業員数に応じた従量課金制です。従業員1~5名までは一律の基本料金で利用でき、6名以上の場合は1名あたりの追加料金が発生します。
年払いの方が月払いよりも割安になるので、長期利用を前提にしている場合は年払いを選ぶのがお得です。最新の料金についてはfreee人事労務の料金ページで確認してください。
勤怠管理プラン
給与計算は不要で勤怠管理だけしたい場合は、勤怠管理に特化したプランも用意されています。基本料金が抑えられているので、まずは勤怠管理から始めたいという場合に適しています。
よくある質問(Q&A)
Q. 個人事業主でも使える?
はい、個人事業主でもfreee人事労務は利用可能です。アルバイトやパートを雇っている場合の給与計算・源泉徴収票の発行に活用できます。従業員への給与支払いの仕組みについて詳しくは以下の記事も参考にしてください。
個人事業主が従業員を雇ったら?源泉徴収・年末調整のやり方を解説
Q. 年末調整もfreeeでできる?
はい、freee人事労務には年末調整機能が搭載されています。従業員がスマホやPCから必要情報を入力すれば、年末調整の計算と源泉徴収票の発行が自動で行われます。紙の書類を配布・回収する手間がなくなるのは大きなメリットです。
Q. 給与振込もfreeeからできる?
freee人事労務には給与振込機能も搭載されています。対応銀行と連携することで、freee上から直接給与振込を実行できます。振込データの作成だけを行い、インターネットバンキングから別途振り込む方法も選べます。
Q. マネーフォワードや弥生の給与計算と比較するとどう?
各社の給与計算ソフトにはそれぞれ特徴があります。freee人事労務は使いやすさとfreee会計との連携が強み、マネーフォワード給与はコストパフォーマンスが特徴です。比較記事を参考にしたい方は以下をどうぞ。
給与計算ソフトの選び方|freee人事労務・マネーフォワード給与・弥生給与を比較
まとめ
freee人事労務を使えば、給与明細の作成から配布までをオンラインで完結できます。社会保険料や所得税の計算も自動で行ってくれるので、計算ミスのリスクを減らしながら、経理作業の時間を大幅に短縮できます。
freee会計と連携すれば給与の仕訳も自動化されるので、経理全体の効率が飛躍的に向上します。従業員を雇って給与計算に悩んでいる方は、ぜひfreee人事労務の導入を検討してみてください。

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